2018年5月30日水曜日

「時代の壁」を乗り越えていくこと

Jrです

ここ最近、本当にスポーツの分野での問題が深刻化していますね。
大相撲の暴力問題に端を発したさまざまな問題、大学スポーツで
も信じられないような問題が起こりました。誤解のないように言
っておきますが、これらの問題は言語道断です。言語道断ではあ
りますが、一昔前なら表には絶対に出なかった問題ではないのか
な、と思います。

 大相撲業界では、問題とは違いますが「かわいがり」と呼ばれ
るいじめにも近いような躾と称した暴力行為が当然のごとく行わ
れていた時代がありました。これによって力士は這い上がり、横
綱を目指して精神を鍛えてきた部分があるといいます。さらに大
学スポーツでも、あえて厳しい練習を課して精神的に強くなるよ
うにいじめに近い指導をし、選手を育ててきた時代がありました。
それによって、どんな苦境にも立ち向かえる選手になれるという
こともあったといいます。

 しかしこれらの指導は時代によって違うのです。

 昔はそれでも何の問題もなかったという人も多くいます。しか
しどんな理屈を並べても、この時代にはだめなのです。今こうい
う「時代の壁」を目の前にした事象が非常に多くなっていると思
います。これは会社経営にも言えることです。昔はどんなに会社
から無理やり仕事を押し付けられて、残業しても残業がつかない
ような環境でも、会社という安定的な職場環境にいることをよし
とした時代がありましたが、今はそんなことをすれば労働基準に
違反しているし、残業は自由にすることもままならず、安定する
のではなく、自分にチャレンジしていくために転職する時代です。
昔を知る弊社の社長の時代では考えられないような変化になりま
した。この「時代の壁」を乗り越えていくことこそ、これからの
社会に必要なことなのです。

 私はこの「時代の壁」が出来てしまった理由の大きな原因は何
と言われれば、やはり多様性だと思っています。閉鎖的だった社
会構造が変わって、ネット社会によってボーダーレスの時代に入
り、人々が様々な考えを持つようになったからです。生きるため
に必要なものを得るために、今はそんな必死にならなくても誰で
も手に入るようになりました。どんなにお金がなくても、携帯電
話は持っていたり、住む家がなくてもネットカフェで暮らす人も
いる。生きることに困らない時代になったのも、多様性のおかげ
でしょう。必ずしも多様性が悪いわけではなく、むしろどんな人
でもチャンスをつかめば成長できるようになった点をみれば、い
い時代になったのかもしれません。こういう時代に合わせていく
ことも大事です。しかし、いつもこのブログで言わせてもらって
いるように、昔の良い部分まで消し去る必要はまったくないと思
っています。なんだか今の時代は、そんな昔の良い部分まで消し
ていっているようで、すごく切ない気持ちになりますね。

「時代の壁」を乗り越えるためにしなければならないのは、多様
性社会になったにも関わらず、人と人とのつながりが薄くなって
しまって、情報に踊らされ個人個人が本当に一人で何でも判断し
てしまうようになっていることを改善することだと思います。
もっと情報を共有して、仲間と考え方をぶつけて、本当に正しい
答えは何かを導き出すようにしないと、この壁は乗り越えられな
いと感じます。いろんな考え方が蔓延している割には、みんな自
分でどう行動していいのかわからなかったり、自分の気持ちを相
手に伝えることが出来なくなっているように思うのです。壁に
思い切りぶち当たっていく勇気も、乗り越えるに必要なことだと
思います。
 
「俺はこんな考え方で君と接しているけれども、じゃあ君はどう
思っているんだ?」「俺はこういう思いがあるが、君はどう思っ
ているんだろう?」こんな簡単な質問が、互いに躊躇してできな
い社会になってはいけないと思うのです。もっと積極的に交流し
たり、外に出ていろんな人の話を聞くことも壁を乗り越えていく
為には大事なことだと思います。頑張ってみましょう!