2017年10月25日水曜日

営業、製造が一体となって!

jr.です

 秋が顔をのぞかせはじめた折に、大変な問題が起こってしまいました。御得意先様には多数のご心配とご迷惑をおかけしております。対岸の火事と思っていたら、どんどん延焼し始めておりますので、こちらとしても戸惑うばかりです。会社として、専務としての弊社の考えはFacebook(以下FB)にて答えさせて頂きましたので、改めてご確認いただければと思います。
 
 先日、神戸製鋼所(以下神鋼)より担当課長が謝罪と今後についての話がありました。今、神鋼内部でも混乱しており、連日の会議は紛糾しているそうです。お話を伺う限り、内部は統率が取れてないような状況で、手当たり次第粗探しをしているような感じです。顧客との間で解決している案件でさえ、不正の対象にされてしまっている。うーんという感じです。そんなことをすれば余計に顧客との間はぎくしゃくするのに、どこまで精査しているのか、本当にこのままで大丈夫なのかと思ってしまうような状況です。

 信頼を失うことは、利益を失うことよりも怖いことだなと、改めて思っています。

 FBにも書きましたが、製造現場は品質の悪いものをあえて顧客に売りつけるようなことは誰もしていないと思います。様々な要因が重なって、粗悪品というものでもないですが、基準値とは違う製品を作ってしまっていたというのが、私の予測としてはそんな感じではないかと思っております。それが常態化して、信頼を損なう結果になっているのだと思います。では、品質基準とはJIS規格で測れるものなのかどうかという点においては、それはちょっと違うと思うのです。JIS規格でもまったくダメなものはあります。近年ではJIS規格よりもさらに厳しい品質基準を、取引企業と独自に決めている実状があります。そんなことは、マスコミでも取り上げられないことです。それだけ厳しい基準を設けている製品を、我々はそれにかかる対価を払わずに手にしているのです。これはかなり他の国に比べても恵まれている状況だと思うのです。全くけがれのない、完璧な製品以上の製品を、一部の粗悪な外国製品と同じような価格で買える世の中です。本当にこの国はすごいと思います。恵まれていると思います。

 今回数々の製造現場における不祥事は決して許されないことは間違いありませんが、諸外国よりも、一枚も二枚も厳しい厳格な基準を設けている日本の製造業が、数パーセントの不純物でも紛糾され、叩かれ、打ちひしがれてしまう。また厳しい基準を自らに課し、さらなるコストをかけて完璧の上を行く製品をつくる。その製品に、上がったコストの分を上乗せする。ますます日本の製造業で生産された製品は高くなる。売れなくなったら、規制緩和され、そしてまた不適切な製品がでる。また厳しくする。。。いつになればこの国は、こんな堂々巡りをやめることができるのでしょうか。前にも言いましたが、経団連のお偉方には、そんな現場の声に耳を貸す方は誰もいないのです。この国には、まったく他人に対しての信頼はないです。そんな関係を、現場と企業が作ってしまっています。個々の意図が、個々で止まったまま、広がらないのです。

 ちょっと話がそれましたが、今回の問題はとにかく現場、営業、顧客が一つにまとまって乗り越えなければならないと思います。バラバラでは全く問題解決策は見つからないでしょう。負のスパイラルを乗り越えるには一体感を出すしかありません。世間にもっともっと訴えなければ、どんどん悪い方向に向かいます。努力が報われる時が本当の信頼を取り戻すことになると私は思います。

とにかく現場のみなさん、頑張ってほしいです!



2017年10月13日金曜日

この度の神戸製鋼所における不適切な問題について。

jr.です

この度の神戸製鋼所における不適切な問題につきまして、弊社ではHPならびにFacebookにて、見解を述べさせていただいております。予めご確認願います。尚、今後神戸製鋼所より新たに報告がある場合も直ちにお知らせいたしたいと存じますので、宜しくお願い致します。


2017年10月12日木曜日

かかるべきコストの見直しを

jr.です

まだ少し暑い日が続いていますが、近々いよいよ秋本番となるようです。今夏の喧騒より、弊社の能力もかなり低下しているという実感があります。設備の見直しも考えていかなければならないですが、現状喫緊の課題は人材です。なかなか難しい時期で、そんなにせかせか就職しなくても食えればいいという若い人たちが増えています。仕事にどういう魅力をもたせるかが、今後経営者の課題であると思っています。弊社の社員は皆真面目で黙々と作業をしますが、休日出勤が続くと体が心配になります。こんな時期でもありますので、休日に出なくてもいい方法を早急に考えなければならないです。しかし、短納期フル加工を売りにしている弊社は、なかなかシフトチェンジもすぐには難しい現状ではあります。コストもかかっており、通常の単価にて特急案件をうけるのは厳しいと言わざるを得ません。
 何に手間取るのかというと、これが現場作業もしかりですが、事務作業が一番大変です。様々な案件に対する検査資料の整理ですが、これにかかるコストはサービスになっています。お客様の方で行っている立会検査なども、ほぼ無償で行っているという事実があります。つまり製造に関する検査、証明書発行などは一部を除いてはほぼ無償なのです。通常の業務で処理できない資料作りは、日々の残業や休日に出勤してすることが当たり前となっており、これにかかるコストはその資料作りには反映されません。この事実は、昔から変わっておらず、業界全体からも見直しの声は近年高まっていますが、何も動きはありません。政治に訴えても、大企業につぶされてしまうのでしょうが、その声は届かないようです。それで政府は暢気にプレミアムフライデーや、ノー残業を声高に訴えており、問題の把握は全くしていないようです。中小零細企業が抱える問題をおざなりにして、大企業優先の政治を行い、そして日本の企業の8割を占める中小零細企業の衰退を招いているのです。本当にこの国はおめでたいです。(笑)
 弊社だけで声をあげても、現状は踏みつぶされるのですからお客様に丁寧に説明して理解を得るしか方法はないでしょう。しかし右へならえにはなりませんので、期待薄な方法です。こうして少しでも業界の実態を理解してもらうように、公に訴えていくしかないでしょう。

「かかるべきコストを見直し、適切な費用を頂く」

 弊社はこの秋、証明書発行の簡素化を図るために会社のコンピューターシステムを再構築しました。これにかかる費用は膨大です。しかし、それに伴う価格への反映は現状厳しいです。そんな会社は、弊社だけじゃないはずです。もっともっと我々中小零細企業の実態把握に努めてほしいと切に願います。