2014年12月6日土曜日

自分の立場を見失うこと。

jr.です。

 突然ですが(笑)、営業にとって大切なことはなんでしょうか?突然過ぎて、しかも質問の意味が大きすぎてびっくりすると思います。いっぱいあるとおもうのですが、私は基本的に大事にしていることは、「株式会社日鋼スチール代表取締役」であるという意識です。つまり、自分が会社なんだという意識です。そこには、自分は存在していません。極端すぎる言い方かもしれませんが、自分が会社の代表という意識を持っていなければ、ただ自分の思いだけが先行するからです。本当に経営者としての代表取締役であれば、自分の思いや強さをストレートに表現しても全部自分の責任なので許されるかもしれませんが、勤め人はそれを殺さなければならないと思うのです。

 私が会社に戻ってからまもなくの頃、お得意先回りをしていたら、いきなりお得意先の社長から理不尽な怒られ方をされました。理由はあえて申しませんが、決してお得意先に不利になるようなことでは一切いないものだったのですが、やり方が気に食わない、日鋼スチールはそんな商売をするのか、といったような感じでした。30分くらいただただ私は社長に理不尽に怒られました。私はそこでそれは違いますよ、そんな捉え方しないでくださいね、間違ってますよと反論することは十分可能でしたが、それはあえてしませんでした。ただ、社長の言い分に対して私は社内で持ち帰り、弊社社長と検討致します、申し訳ございませんといってその場を後にしました。

 その場で反論することは可能でしたが、あえてしなかったのは相手側の社長がすでに感情的になっており、冷静にやりとりすることは不可能だろうと判断したこと、それと会社の代表として自分が来ているので、自分の感情で動くことはしてはいけないと判断したことからでした。結果的には何もなかったのですが、もしあの時私が相手側の社長の怒りに反抗していたら、今まで順調に築き続けたものを全部なくしたかもしれません。

 自分という人間は、誰でもそうでしょうが私的には否定されたくはありません。お前はそういう人間か!といわれれば間違いなく反論するでしょう。しかし、お前の会社はそういう会社かといわれれば、私が自分で判断すべきことではなく、会社全体で判断しなければなりません。会社と自分の立場を見失うと、感情論ですべてが流れてしまう可能性を秘めています。まずは会社人としての自分の行動が正しかったのか、間違っていたのかを見直して、会社の他の第三者、ここでいうと上司クラスに改めて相談したり、見直してもらったりしながら最終的に判断を下すことになります。ただ理不尽に怒られて、そこまでいわれたら俺も意地があるから反論するというのは、そこに会社はまったく存在しないことになります。ただの感情論になります。

 人間だからしょうがないことも多々あります。ミスもあるし、理不尽に怒られることもある。生活していればほぼそんな繰り返しかもしれません。でも、勤めている会社の代表で自分がいる意識というのを常に思いながら行動すれば、自然にそんなことも受け流せる余裕も出てくるし、さらに自分自身にも強さが芽生えるはずです。会社というのは自分ひとりのものではありません。運命共同体です。だから、全員で難局を乗り越えることも重要なのです。自分の立場を常に意識して働くことこそ、最も社会人として大事なことではないかと思います。